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■蜂飼育記録2010 <蟲,食> [10.12.31]
2010年夏
家の軒先で見つけた蜂の巣を飼育したのでその記録をまとめてみました。
ニコニコでも見られます。
この飼育観察は、昼は巣箱を屋外に設置し自由に活動させ、
夜は屋内に持ち込み巣のメンテ、餌やりなどを行うものです。
蜂は普通暗くなると活動しなくなりますが、
屋内で明るければ昼ほどではないものの活動します。
夜も働かせることにより、より巣を繁栄させることが可能となります。
6/13
蜂の巣を捕獲する。
ところが女王蜂が見当たらず…。
昨日まではいたはずなのですが。
巣箱を作ります。
よくある昆虫飼育ケースの小さいやつを用意し、フタに金属線を張ります。
これは小鳥の襲撃を防ぐためです。
目の大きい網でもいいです。
厚紙の板に巣を蝋付けし、巣箱側はレールを作り差し込みます。
裏側はこんな感じ。
幼虫が部屋から溢れんばかりなので和紙を貼って増築。
糊にはご飯粒を溶かして使う。
根元は強度確保のため木工用ボンドを使用。
女王蜂…成虫が一匹もいないためエサを与えます。
幼虫は目が見えないし動けないので要介護。
与えたものはカブトムシ用ゼリー、魚の餌(乾燥ミジンコ)、ザリガニの餌、豆腐。
どれもよく食べます。
乾燥しているものは水で濡らし、小さく砕いてなるべくペースト状にし、
面相筆の先っちょで食べさせます。
蛹部屋がどんどん増えていきます。
幼虫がこぼれ落ちそうだったので部屋壁を大幅に増築。
これでしばらくは持ちそう。
しかし奇麗な六画形状は難しいですね。
餌は菓子パンを牛乳で溶かしたものと、焼き鮭の脂身。
どちらもよく食べていました。
フタが薄いのか透けて見える蛹。
赤いのが目です。
本来は成虫がフタを舐めて体液でコーティングするのですが、
成虫がいないためふにゃふにゃなままです。
おや、蛹部屋の様子が…
羽化ったー!
これで子育てから解放されるはず!
種類はコアシナガバチという小さめのアシナガバチみたいです。
マンゴーをあげてみる。
幼虫に与えている様子。
昼は巣箱を屋外に置いてみましたが狩りにいっている様子はありませんでした。
そうこうしているうちに3匹目が羽化。
にぎやかになりました。
最初に羽化したメスが蛹の部屋のフタをつつき始めました。
何かと思うも、ちょっと目を離していたところ…
ぎゃー!
蛹を食いやがった!
妹の頭をえぐって他の妹たちに分け与える姉。
ちなみに背中の一部が青いのは識別のために色をつけたためです。
しかたないので部屋から引っ張り出したところすぐさま奪い取り肉団子にし始めました。
その後放置されていたので仕方なく幼虫に配ってあげたところ
美味しそうにばくばく食べていました。
共食いってことはやっぱエサ不足だったでしょうかね…。
狩りにも出かけないくせに。
6/28
先日、屋外に置いておいた巣がアリの大群に襲撃されるという事件があり、
卵は全滅、幼虫は傷つき、成虫は行方不明という状態だったのですが、
成虫は生きていたようで戻ってきた様子。
なのでアリよけを作りました。
あぁ、この巣もうダメだなと思っていたところ近くで別の巣を発見。
同じ種類の様子。
もしかして今の巣の女王では?
とりあえず回収。
立派な巣です。
女王蜂は冷蔵庫に数分入れ動きを鈍らせ、
背中に赤のマーキングをしました。
新しい巣を巣箱に設置。
新しい巣の女王が古い巣の女王でもあれば親子の再会となると思い、
古い巣の成虫を入れてみました。
古い巣の成虫は見事返り討ちに合ってしまいました。
親子ではなかったみたいですね☆
さて、飼育は新しい巣と女王に移行したいと思います。
新しい巣を発見した元の場所と現在の巣箱の位置です。
最初のうちは女王が巣が元あった場所に戻ることが多いので、
捕獲して巣箱に放り込み、新しい場所を覚えさせます。
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